メタルラック発売当初は地味なシルバーしかなく値段もそれなりにしましたが、最近では値段も下がり、様々なカラーを選べたり、錆止めが施された良質な物も増えてきました。
比較的入手しやすく、一家に一つはあるレベルで収納に便利なメタルラックですが、天板がメッシュ状では扱いにくい場面もありますよね?
通販などで棚板を見かけることもありますが、適合サイズが無かったり、あっても値段が高いなど、なかなか購入に踏み切れない人もいらっしゃることでしょう。
通販サイトで、メタルラックのサイズに合う棚板を見つけたけど…、1枚1000円以上の物が多くて手がでないよ!
確かに。でも、ホームセンターのあるものを利用して加工すれば、
費用を抑えつつ自分好みの棚板が作れちゃうよ!
そこで今回は、私が実際に行った安く・簡単にオリジナル棚板を作る方法をご紹介します!
MDF板を活用しよう
ホームセンターの資材館をご存知でしょうか?たくさんの板材や角材が置かれているコーナーを見たことがあるかと思います。
今回はその中から「MDF板」を選定し、活用してみます。
MDF板 とは?
ミディアム・デンシティ・ファイバーボードを略してMDFと言います。
木の繊維を接着剤で固めて加工した板で、表面はサラサラとした滑らかさがあり、家具材としてそのまま使用されている例もあります。
特徴は加工しやすいことや、大きさにもよりますが比較的安いことです。(2022年現在、木材価格の高騰につき、MDF板も値段が上がっている模様)
なので、DIYにも向いているといえるでしょう。
板材料金とカット料金の一例
今回私がお世話になったのは「ホームセンター コーナン」さんです。
資材館の板材コーナーで商品を選定し、事前に寸法を計算しておいたので、その寸法通りにカットしてもらいました。
カット料金:直線1方向=10円
(※材料やカットの料金は、店舗や時期によって変更されている場合があります。)
2021年4月、増設分
当記事を書いた段階では2枚分しか作っていなかったのですが、4段とも棚板を載せようという結論に至り、増設することに。
前回と同じく、900×400の物を選んだのですが、4mm厚がラインナップに無く、今回は5.5mmの物を買いました。ただ、厚みが増えている分なのか、値段が以前よりも高くなっていました。
自宅に持ち帰り、メタルラックに設置
棚板を設置するメタルラックは、山善 スリムメタルシェルフ 4段タイプ(型番:RS-14734CJH)です。
ラック自体の寸法は、70cm×30cm×高さが140cm
我が家で、もう10年ほど使っていますが、まだまだ現役。今回棚板を置くことでさらに利便性をあげようと思います!
端材の上にカットしてもらったMDF板を置けば、はい完成!
ラック中段の棚板は角をカットしよう
メタルラック中段は、4本の支柱が干渉する為に、角をカットするのが望ましいです。
コーナンさんでは直線カットのみを受け付けているそうで、角のカットは自宅の庭にて自分で行いました。一般的なノコギリさえあれば、10分程で出来ます。
角カットの一例
カットの仕方ですが、メタルラック支柱の直径分に少し余裕をみておくとうまくいくかと思います。
私が所持するメタルラックの支柱直径が約3cmです。少し余裕を見て4cmを角から計測し、その2点を線で結び、カットラインとします。
後はノコギリで切り落とし、バリなどが出るので最後は細かいヤスリで仕上げる方が良いですね。400番ほどの紙やすりでこすると、滑らかに仕上がるでしょう。作業の際には、怪我を防止する為に手袋を着用しましょう。
また、丸のこがあると、DIYの幅が広がるので便利ですよ。私は、ハイコーキのC6MB4を愛用しています。
設置した棚板上に物を載せてみる
中段にミドルタワーPCをドンっと載せて使ってみました。
4mm厚でも、特に問題なく使用できていますが、そこそこの重量物を載せるなら、5~5.5mm厚くらいが望ましいと思います。
※2021年4月18日 追記:設置から2年ほど経過しました。途中PCの新調を行ったものの、ほぼ同寸のミドルタワーデスクトップを置き続けていますが、特に問題なし。MDF板も意外と持ちますね。
※2022年10月29日追記:約3年半経過。今もなお問題なく棚板として使えています。リメイクシートを貼っているのでお手入れも簡単だし、反りもほぼなくまだまだ使えそうです。
棚板の風合いが味気ないと思ったら…
クロスを敷いたり、塗装したり、リメイクシートを使ったりして、MDFの板っぽさを隠せば印象がガラッと変わります!
特におすすめなのが、最近話題のリメイクシート。貼るだけでプリントされた模様がまるで本物の素材かの様な見た目になります。また、表面がツルツルしているので、お手入れが楽になる利点もあります。
100均のものとかでも良いですが、サイズがなかったり、粘着が弱かったりするので、Amazonで大判サイズを買ってみました。
「リメイクシート」を使ってみた例は下記の記事にございますので、よろしければ参考までに…
水性ペンキを塗ってみる
別の大きめラックに置く棚板を増設しました。その際に、リメイクシートだと少しサイズ感が足りなかったので、アサヒペンの水性塗料で塗装した様子も掲載します。
二度塗りすることで、ツヤっとしたキレイな仕上がりになりました。実際に置いてみたら以下の様になりました。
塗料もいい感じですね!屋内用なので、水性塗料をオススメします。更にツヤがほしかったら、白の上にクリアを塗っても良いかもしれません。
まとめ
買えば1枚1000円程する棚板ですが、なんと今回「667円」で2枚の棚板を作ることが出来ました。1枚 約333円という計算になります。(2022年現在は、ウッドショックでMDF板も値段が上がっているのが残念ですが……。)
ラック最上段は端材を有効活用出来ましたし、角カットの加工もしやすかったので、MDF板はDIYに向いているなぁ…と、実感。
それと、ホームセンターでの板材カットサービスを初めて利用したのですが、わずか数分で機械を使ってキレイにカットしてくれました。利用価値は大いにあるかと思います。
最近では、木材価格の高騰の影響を少し受けていますが、DIYで自分なりに作ってみたいという方にはオススメできます!
また、メタルラックの側面を活かしたい場合は次の記事を参考にしてみて下さい。
コメント
[…] 以前の記事で、メタルラックの棚板を半自作してみたのですが…、少々味気ない。 […]