先日、私のヤフーメール受信箱に「PayPal」と書かれた、全て英文の謎のメールが届いた。
表題には「ウズベキスタンからのログインがあった」などという文言が表記され、不正アクセスか!?と思いメールを開いてしまったのだが……
どうみても内容が怪しいので、この記事で解説して行くと共に、注意喚起もしていきたい。
実際に届いたメールがこちら
上記画像が実際に届いたメールなのだが、全編英語で下段には「あなたのアカウントにログイン」と言うボタンまである。
英語が苦手な方向けに、何が書いてあるか簡単に説明すると……
すぐ(24~72時間以内)にログインして、アカウント情報を確認して下さい。
アカウント情報を確認するには、以下のボタン(リンク)をクリックして下さい。
上の画像をよく見ていただくと分かるのだが、差出人名(赤丸)は「サービスPayPalドットコム」という感じになっているが、マウスオーバー(マウスカーソルを上に置くだけで、クリックしない方法)で、メールアドレスを確認すると、とんでもなく長い謎のメールアドレスが確認できた。
そしてボタンリンクも、マウスオーバー方式でURLを確認してみたが、PayPalの文字すら入っていない、見たこともないURLである事に気がつく。
上記から分かる通り、明らかに怪しいメールです。では、これは何なのか?次項で解説していきます。
このメールは何?
もうお気付きの方も多いと思いますが、フィッシングメールの類です。
差出人名の部分にPayPalのサポートっぽいメールアドレスを表記していたり、ロゴやコピーライトをまるパクリしているあたり、悪質かつ巧妙です。
最近Twitterなどでも話題になりましたが、「Amazonアカウントを更新できませんでした」とか、「Apple ID がロックされています」などという、AmazonやAppleなどの有名企業を装うフィッシングメールが大量に出回ったのも、似たような手口です。
フィッシングメールが来たらどうしたらいいの?
まず開かないで完全削除するのが望ましいですが、うっかり開いてしまうこともあるかと思います。
そういう時は、送信元のメールアドレスを確認することと、むやみにリンク先へ飛んだり、添付されているファイルなどを開かないこと!!
また、こういう事に慣れている方は「迷惑メール報告」をしていることが多いので、慣れていない方でも気付かない内にフィッシングメールは「迷惑メールフォルダ」などへ自動的に入っている場合もあります。
その場合は、そのまま完全削除してしまえば良いでしょう。
PayPal公式も注意喚起を行っている
また、PayPal公式でも注意喚起が行われており、対処や報告先などが記載されている。
それほど問い合わせや被害が多いと言うことだろう。
最後に
筆者なりのフィッシングメール確認方法や、対処方法などを記載してきましたが、少しでも参考になりましたら幸いです。
LINEなどのSNSが主体的となった現代ですが、メールもまだまだ現役。うっかり引っかかってしまわないように知識を身につけることも大切かと思います。
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